Mikiyoshi1986

侠骨一代のMikiyoshi1986のレビュー・感想・評価

侠骨一代(1967年製作の映画)
3.8
本日2月16日で生誕85周年を迎えた高倉健さん。
フリーになってからの朴訥な健さんももちろんカッコいいんですが、やはり東映時代の男気溢れる彼には敵いません!

名匠マキノ雅弘がお送りするマザコン健ちゃんの堅気任侠道。
時は昭和2年。軍隊から浮浪者、そして土木人足と流れつき、やっと見つけた労働への誇りと歓び。

亡き母タカと瓜二つな女郎フジと出会い、より生きること・働くことへの活力を見出だしていきます。
二人の擬似母子プレイは必見!
この藤純子さんがとにかく艶かしくていじらしくて、もうドえらいことになってるんですわ。
ほどいた長い黒髪で横たわり、煙草を燻らすシーンなんて妖艶すぎて口半開き状態でした。
牛乳を飲む姿もコケティッシュで可愛い!
牛乳瓶三段活用お見事です。
本当のところ、本作の主役はこの藤純子なのかも知れません。

志村喬演じる親方の粋な役柄も素敵で、昭和の名優っぷりを遺憾なく発揮してくれます。

乞食のセリフ「生きるためには命懸けの恥ずかしさってことを知らなきゃ」
親方のセリフ「度胸ってのはな、思慮分別があってこそ立派なんだ」
和尚のセリフ「人間の力には限りがある、仏が恵みを垂れるのは懸命に働く人間にだけだ」
などなど、格言も数多く散りばめられた秀作です。