このレビューはネタバレを含みます
こう言う人種差別の話は合わないと再認識。
ダラダラと重苦しい作風。前半は特に酷い。
主人公の主人(ややこしい)のキャラクターがよく分からない。序盤は、奴隷である主人公を庇ったりして理解のある人に見える。中盤辺りから別人の様になってしまう。奴隷の娘を客に抱かせたり、奴隷達を怒鳴りつけたり、横暴になっていく。度々酒を飲むシーンが挿入される為、アル中で判断力が鈍ったと言う事か。
嫁が暴行されたり、行く先々で黒人が虐げられるのを目の当たりにして怒りメーターが上がって行くのは分かる。でも、蜂起するタイミングが遅い。別に緻密な策を練ってる訳でも無いから感情のままに暴走して欲しかった。
蜂起してからは、ただの殺戮集団になってしまうのも残念。説教によりコネクションが出来ていたのだから、自治組織を作る道は無かったのだろうか。一泡吹かせるだけではスケールが小さい。実際はどうだったのか何も知らないけれど。
壊滅して1人逃亡する主人公がフラっと現われて捕まる。処刑の時も、何も言い残さない。終盤の流れは雑。