キャサリン子

シング・ストリート 未来へのうたのキャサリン子のレビュー・感想・評価

3.8
1985年、ダブリン。
冴えない日々を過ごすコナーは、音楽好きな兄と一緒にロンドンのミュージックビデオを見ることが唯一の楽しみという14歳。
ある日、モデル志望のラフィナに一目惚れしたコナーは、思わず「僕のバンドのPVに出ない?」と口走ってしまう。
予想外にイエスの返事もらって慌ててバンドを組むコナー。
彼女を振り向かせようと、クールなPVを撮るため音楽活動に奔走する。というお話。
『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』などで知られるジョン・カーニー監督の半自伝的青春ドラマ。



面白かった!
主人公の、その前向きさがすごい。
一目惚れした女の子への恋心が推進力となり嘘を現実にしてしまったんだから、恋や若さの持つエネルギーって素晴らしいです。
バンドなんてやってないくせに「バンドやってるんだけど、MVに出てくれないかな」
→「OK!」
→「やべ、バンドつくんなきゃ」だもの。順番逆ですよね(笑)

バンドを組むとなったらなったで、「バンドには黒人がいたほうがカッコいいから」とかいう理由で黒人をメンバーに入れたりと、やってることや言ってることがいちいち面白かったです😂


元気になれる作品でした。
音楽も、良かったです!
キャサリン子

キャサリン子