RYUYA

シング・ストリート 未来へのうたのRYUYAのレビュー・感想・評価

4.5
はい決まった2016ベスト。
ぶっちぎりです。

予告の時点で当選確実でしたが、山形公開が10月と知り「待てるかぁ!」と笑顔でブチギレやってきたのは渋谷シネクイント。ここがまさか2日後から休館になる劇場だったとは...なんか、デステニー。

斜め前に座った(しかも遅れて来やがった)会社員風の男性が「おまえメンディーかよ」ってくらい髪ボッキしてて字幕を遮ってやがった事へのイライラは、モーターヘッドの『stay clean』のタイトルバックでふっ飛んだ。

「音楽が好き」<「とにかくモテたい」というバカ丸出しの理由から、中高と文化祭で2度ほどバンドを組んだくらいのエセギタリストの僕だが、映画の中の彼らの気持ちは死ぬほど分かるし、なんかすっげぇ羨ましかった。

不況下の町風や、年上レディーとの交情(元カノはルーシー・ボーイントンの100倍ブス)とかも自分と重ねて見ちゃったりしてもう、音楽が鳴るたびに泣きそうになった。
隣にキャピキャピのJKが座ってたから、「ばあちゃんのおっぱい...ばあちゃんのおっぱい...」と自分に謎の想像をさせてグッと堪えたけども、結構マジで危なかった。

先生からのイジメや親の離婚、うまくいかない恋で主人公は泣いていたけど、その度にペンを走らせ、バンドは成長する。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパクりシーンなんかあれ、切なすぎる白昼夢だよ...

とにかく、カーニー作品のキーワードである「音楽」「脱却」「反体制」、そして何より「切実」であることへの切実さが、素晴らしく突出した映画だと思います。

そして何より、あの少し‘‘異様”にも思えるラストシーン。アダム・レヴィーンが何回も「Go Now」って言ってたね。
あの‘‘超えた”ラストが、僕に「いつ行くの?・・・今でしょ」と、奮い立たせてくれた。

よし、風俗に行こう。
ゆーてる場合か。

とりあえず、自分の中で「バンド組む」と「サントラ買う」と「あと2回は劇場で観る」という閣議決定がなされたので、しばらくは‘‘喜びの悲しみ”に浸ります。ドプッとね。