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シング・ストリート 未来へのうたのesのレビュー・感想・評価

4.4
アイルランド映画特有の、曇り空の閉鎖的な町で行き場のないエネルギーが爆発するようなテイストが好き。
音楽映画としても人間ドラマとしても青春映画、兄弟映画としても楽しめる。
どの音楽も耳に心地よいし、キャラクター設定も役者達の演技も良い。あとはカメラワークが最高。

「ボヘミアン・ラプソディ」で一躍有名になったけれど、ルーシー・ボイントンはやっぱり可愛い。どこか60〜70年代の女の子っぽさがある。
兄役を演じたジャック・レイナーも良かった。真っ直ぐな瞳が印象的だから「ローズの秘密の頁」みたいな役もいいけれど、こういう軸はあるけれど燻った役も良い。

主役のフェルディア・ウォルシュ=ピーロの少年と青年の狭間特有の魅力全開な感じも良かった。
15年前だったら、キリアン・マーフィーが演じていたかもしれない役柄。
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