1985年アイルランドのダブリン。
両親の離婚、いじめに苦しむコナーは、音楽好きな兄とロンドンのミュージックビデオを見るのが楽しみな高校生。
「校則で靴は黒のみ、両親は校則集142ページを読んだはずだ。」
ある日、いじめっ子バナーに目をつけられたコナーに声をかけてきた同級生のダーレンと通学路の途中、ラフィーナを見掛けたコナーは彼女に思わず「僕のバンドのPVに出ない?」とバンドも組んでいないのにとんでもないことを口走ってしまう。
「バンド組む。」
このセリフのあとの表情が博多華丸さんを思い出す。
惚れた彼女を振り向かせるために、バンドを組んだコナーはクールなミュージックビデオを撮るため音楽活動を開始する。
「はじまりのうた」から続けて観ましたが、これまたむちゃくちゃ良かった。
ここまで本格的ではないけど、高校生の頃に友達とコピーバンドで歌って演奏して、楽しかった時を思い出した。
音楽や歌、家族に兄弟に恋人に友達、ケバい化粧にダサい衣装とミュージックビデオ、はたまた校則に厳しい先生やいじめっ子にいたるまで、監督の惜しみない愛情を感じる映画でした。
「はじまりのうた」同様に音楽好きにはオススメです。
兄弟のいる男の子にはもっとオススメです。
兄弟が欲しかった男の子にもオススメです。
なんならついでに「バックトゥザ・フューチャー」好きにもオススメです。