Yukiko

シング・ストリート 未来へのうたのYukikoのレビュー・感想・評価

4.0
2018年2月12日
『シング・ストリート 未来へのうた』2016年アイルランド制作
監督、ジョン・カーニー。
他に『はじまりのうた』『ONCE ダブリンの街角で』
等の監督作品がある。

へぇ~、思っていた以上に良いわ♡

1985年のアイルランドのダブリン。大不況下。
不景気で生活が大変な両親は、息子のコナーを学費の安い
学校に転校させる。
コナーは、学校帰りの街角で一目惚れした女性ラフィナに、
「僕のバンドのPVに出ない?」と言ってしまい、急遽
バンドを結成することになる。

おぼっちゃんだったコナーが、バンドのボーカル担当の為か
ビジュアルに変化をし、格好良い服装や化粧をし、見た目も
変わっていく。

「クロはダメだろ」と言っていたから、黒人はバンドに参加
をさせないのかと思っていたら、クロという言葉を言っては
駄目ってことだったのね。
すぐ黒人もバンド仲間とした。差別意識は特にないってこと。

転校早々コナーをイジメた不良学生に、後に
「君は暴力だけだろ。何も生まない」と言ってのけたのが
爽快だったが、後日、更にその不良学生もバンドの仲間に
入れてしまうコナーに対し、人間的にも成長したんだなと
素晴しいと感じた。

ラフィナに対しても、彼女のことを思いやって、ロンドンに
連れて行こうとする行動派、そして自分たちバンドの売り込み
も兼ねて。
バンドを通してコナー少年の人間的な成長を描いている映画
なのね。曲もなかなかノリが良い(^^♪


今 僕らは 手にした
人生のチャンスを
新しい希望 求めていた
目を見れば分かる
その暗かった瞳に
小さな光が灯ってる
行こう 間違ってても
明日には正しくなる
言葉だけで行動しないなら
それはムダなこと
後戻りせず 前を向こう
君は ここまで生きてきた
今 すべてを断つ
それでいい 行こう
命を懸けて
この決心を ひるがえしたら
何もかも崩れ去る
定めたゴールに突き進む
それがすべてだ
今でなければ いつ行く?
探さないで 何が分かる?
決して後ろを振り向くな
今でなければ いつ行く?
今でなければ いつ成長する?
探さないで 何が分かる?
決して後ろを振り向くな
今でなければ いつ行く?
Yukiko

Yukiko