じゅん16g

シング・ストリート 未来へのうたのじゅん16gのレビュー・感想・評価

4.5
舞台は1985年のアイルランド・ダブリン。不況で経済的に悪化したために転校を余儀なくされ、さらに両親の不仲に悩んでいた主人公は一人の少女に一目惚れをする。彼女の興味を引くためにバンドを始めるが、徐々に音楽そのものへのめり込んでいく…といった話。

素晴らしい。青春×恋×友情にさらに『音楽』がエッセンスとなっており最高以外のなにものでもない。
当時の音楽はリアルタイムで聴いていた世代ではないものの、こんなにも胸に響く。
さらに主人公バンドの楽曲たちは更に素晴らしい。

ヒロインとの恋もいいが、個人的にはバンドメンバーであるエイモンとの出会い、そして友情が描かれているところが好きだ。2人での曲作りのシーンからの、バンドでの演奏シーンへ行くあたりは最高。

こんなにも心地良い余韻に浸れる映画もそうない。