ただそこにいるだけなのに、いるだけで絵になるあの言い表せないおしゃれ感よ、その総集編みたいな映画。(80年代のダブリンは荒れすぎていて、まるでクローズの鈴蘭高校でちょっと笑った)みんなのファッションがギークでとにかく可愛い可愛い。
鉄は熱いうちに打て、とはまさにこのこと。
いつから心の炎をみずから消すようになったんだろう?いつから、コナー達のような若者をおそれるようになったんだろう?いつから、情熱の蚊帳の外で落ち着くようになったんだろう?いつから、”やりたいからやりたくないか”じゃなくて、”できるかできないか”で判断するようになったんだろう?
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こうやってまたエンジンをかけ直す、人生を見直す、毎日をコントロールする。そんな監督の思惑通りに胸が熱くなって走りだしたくなる映画。