atsushi

シング・ストリート 未来へのうたのatsushiのレビュー・感想・評価

4.2
1985年、アイルランドを舞台にした、青春物語。
主人公は仲間を探しバンドを組む。理由は不純。だがそのプロセスの楽しさ、ワクワク感が良く伝わる。
劇中、彼らが演奏するオリジナルのニューロマンティック風な楽曲は妙にカッコ良く、MVを撮影するシーンは手作り感あふれ、微笑ましく感じられる。演奏シーンのオブジェとして撮影現場に置かれたマネキン人形や、拡声器、そして壁の落書き。
メンバーのチープな動きは80年代当時に、誰かのMVで見たような懐かしさを感じる。
自由に生きたい、閉鎖された社会から抜け出したいと行動する彼ら。若き日のエネルギー。
怖いもの知らずで向こう見ず。
後半からラストにかけては涙もの。
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