音楽系青春ムーヴィーとして評価が高いと言う噂を耳にしていた。
なんの先入観もなく観てみたけど…
終わって思い出してみると、浅さばかりが先に出てくる。
冴えない少年が、同年代の友達とバンドを組みつつ音楽は80'sのキラキラ感満載!みたいなことなんだけど。
バンドマンは苦労すればいいと言う堅い考えを持ってる訳ではないけど、とにかく、主人公が苦労しているシーンが殆どない。
学校でも放課後でも、特に苦汁を嘗めるでもなく、楽器を買うために汗水垂らすでもなく。
多分、その辺がいまいちハッキリしないのが個人的には好きになれなかった要因かもしれない。
主人公に作曲の才能があると言う伏線が序盤にあった訳でもなく、いつの間にかオリジナル曲が順風満帆に完成したり、いじめっ子が順風満帆に仲間になっていたり、と言うトントン拍子がエンディングまで続く感じ。
挫折や失敗から、成功へ向かうと言うカタルシスを求めること自体が旧石器時代的考え方なのかな?
と自らを省みた。