(自分の身に到底起こりえないであろう)非現実的なまでの純度100%な青春。
何も整ってやしない粗末な環境の中、主人公の強い気持ちをバンド仲間と共に歌に、形にしていく。そのあまりにもストレートで感情的な歌詞やメロディーに観ていて理性がぶっ飛んだ。
だって、どう見てもダサい。MV撮りの衣装はちぐはぐで、厨二感溢れてる。主人公の最初の登場シーンなんてオーラのかけらも感じられないthe平凡。オカマと冷やかされるが、そりゃ転校してあの挙動じゃそう思われてもしゃーないやろと思うレベル。
でも歌った途端に、そこはオンステージで雰囲気は彼のものになる。圧巻。その強弱にやられる。
映画として素晴らしい作品だった。
(事が上手く進みすぎる事に、こんなの有りっこないよ笑と嘲り笑うのは非常に残念に思う。
思わなくもないから気持ちはわかるけど