ろーたす

シング・ストリート 未来へのうたのろーたすのレビュー・感想・評価

4.6
(自分の身に到底起こりえないであろう)非現実的なまでの純度100%な青春。
何も整ってやしない粗末な環境の中、主人公の強い気持ちをバンド仲間と共に歌に、形にしていく。そのあまりにもストレートで感情的な歌詞やメロディーに観ていて理性がぶっ飛んだ。

だって、どう見てもダサい。MV撮りの衣装はちぐはぐで、厨二感溢れてる。主人公の最初の登場シーンなんてオーラのかけらも感じられないthe平凡。オカマと冷やかされるが、そりゃ転校してあの挙動じゃそう思われてもしゃーないやろと思うレベル。

でも歌った途端に、そこはオンステージで雰囲気は彼のものになる。圧巻。その強弱にやられる。

映画として素晴らしい作品だった。
(事が上手く進みすぎる事に、こんなの有りっこないよ笑と嘲り笑うのは非常に残念に思う。
思わなくもないから気持ちはわかるけど
ろーたす

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