may

シング・ストリート 未来へのうたのmayのレビュー・感想・評価

4.2
ずっと見たかったけど邦題と日本版のジャケットで渋ってた映画をやっと見ました。結論、邦題とジャケットで確実に損してる映画。

細かいことは考えずに、最後のシーンは省いて感じたままにゆうなら最&高です!主人公と時代の設定がとても◎
何よりも、音楽が、音楽が、最ッッ高。あと兄。これに尽きる。ほんとにこれに尽きます。

劇中のオリジナルソングに堪らないくらい心が揺さぶられた。安っぽいけど本当に音楽って素晴らしいって感じさせられた。
学校でのギグで、主人公の想像力で目の前がベストなギグになるシーン、音楽と相まって泣きそうになったなあ。Drive It Like You Stole It最高じゃん…ありがちな歌詞だけどもすごく良い…

兄貴がホントにいい兄貴。ほんとにイイ。末っ子に対して思ってることを暴露するところ、ものすごく共感できた。でもホントはコスモのことを想ってる。めっちゃロックなアドバイスしたり最後に車で送ってあげて見送ってめっちゃ喜んでるの、良いなあ。

全体的には良かったんですけども、主人公の周りの人間に全くフォーカスされてなかったのが勿体なさすぎる。ラフィーナと兄だけやん。プロデューサーもウサギ君もキーボードもベースもドラムもイジメっ子も両親も姉もみんな薄っすい…あとバンドとして順風満帆すぎる…しかもあの曲の出来具合はヤバイ(笑)極めつけは最後のロンドン行きですよ。あそこで完全に冷めてしまった。時間の都合があるのは分かるけど要素散りばめすぎて終わった感が否めない。

でも音楽が最高だったので結果良しです。Top of the Popsでデュラン・デュランのMVが流れてる時代に生まれたかった。Back to the Future見た?ってゆう話題でトークできる時代に生まれたかった。a-haのヒット曲歌ってみて。が普通に通じる時代に生まれたかった。
may

may