シング・ストリート 未来へのうたの作品情報・感想・評価・動画配信

シング・ストリート 未来へのうた2016年製作の映画)

Sing Street

上映日:2016年07月09日

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

4.1

あらすじ

「シング・ストリート 未来へのうた」に投稿された感想・評価

chiho

chihoの感想・評価

4.0
物語が進むにつれ、主人公が堂々としていくのが良かった。音楽っていいなあ。1人の女の子に出会って、仲間とバンドを組んで、いじめなんてものはくだらん!そんな事よりも音楽に真っ直ぐ、好きな子に真っ直ぐ、素敵!体育館のライブ良かった。音楽っていいなあ。
ダブリンてとこがもう最高て熱い。
バンド組みたくなってしまった。
月蝕

月蝕の感想・評価

2.8
月曜日の深夜2時、ベッドに座って鑑賞。
ミュージカル&音楽映画祭第3夜四作目🎇🌌!

1985年、大不況のダブリン。人生の14年、どん底を迎えるコナー。父親の失業のせいで公立の荒れた学校に転校させられ、家では両親のけんかで家庭崩壊寸前。音楽狂いの兄と一緒に、隣国ロンドンのMVをテレビで見ている時だけがハッピーだ。ある日、街で見かけたラフィナの大人びた美しさにひと目で心を打ちぬかれたコナーは、「僕のバンドのPVに出ない?」と口走る。慌ててバンドを組んだコナーは、無謀にもロンドンの音楽シーンを驚愕させるPVを撮ると決意、曲作りの日々が始まった──。

よかった
素朴な雰囲気で真っ直ぐ届く映画
人生はまじでクソだからこういう映画が必要だし、音楽が必要で……
校長がアクロバットしてパパとママが入ってきたところでもう駄目だった、あれは……あれは泣くだろ……

これから先、閉塞感とか絶望が無くなることってあるんだろうか?……頑張ろ!!!

友達が最高。兄ちゃんも最高。いい子たちばっかりだなあ……

うちのお母さんも旅行が好きで、父と喧嘩をする度に結婚した時に約束した「一年に一回(頻度は忘れた)海外旅行」が果たされぬことを嘆く。それを聞くたびなんか……、辛いというか、胸がおもりつけたみたいにゴウン……ゴウン……、って下がっていくんだよね。あの感覚はなかなか他ではお目にかかれない感覚🤣

超遅いサイクリング

"雄々しくあれ"

バンドばっかやってて全然中間分かんないのみんな可愛かったな

コナーどんどんカッコよくなってくな……夢があって音楽があって、確固たるものが見つかるって本当に素敵なことなんだな……

コナーのパジャマむちゃくちゃかわいい

ジェット気流

茶色い靴

お面

「音楽と映像の融合だ!
どんな独裁者も勝てない」

「上手にやろうと思うな
それがロックンロールだ」

「お前であれ」
「急にそう言われてもな。わかんないけど」

「見て 晴れた日は英国が見えるんだ」

「無理だ 君は存在してないから
僕の世界にいるとしても歌詞のネタだ」

「私負けた」
「え?」

「エイモン」
「勇気がいる
……やろうぜ」
こま

こまの感想・評価

3.5
はじまりのうた程のエモさみたいなものは感じられなかった。なんか良い話なのかなという感じ

固形石鹸で生徒の顔ゴシゴシする校長エグくて笑っちゃう。顔真っ赤だった。

絶対にやだねえ
Shi

Shiの感想・評価

4.5
大学やめてバンドマンになるか〜

このレビューはネタバレを含みます

【夢を奏でて、いざ新天地へ――】
ああ…やっぱり俺は高校時代にバンドをやりたかったのかもしれない……
そんなもう既に遥か背後となった青春時代の後悔が身を切りつけながらも、素晴らしい音楽によって涙が溢れる青春音楽モノの傑作です(2回目)。

思わず、『青春デンデケデケデケ』の感想と全く同じ冒頭文になってしまったんですが、本作もやっぱり結構似通った部分があるからなんですよ。
音楽に衝撃を受けて、仲間を集めてバンドを組んで、閉鎖的な島が舞台で、理解者の兄がいて、淡い恋もあって、そして最終的に皆と別れて旅に出る。
要はこの中のどこをより丁寧にピックアップしていくかってところに違いがあるかってことなんですが、本作で特に重視されていたのは「理解者の兄」と「淡い恋」です。デンデケの方ではその二つの要素も淡い青春の思い出の一つとしてあったため、印象には残るものの特に物語に大きく関係するかと言うとそうでもない。しかし、本作においてはこの2つが物語を牽引する大きな力になっている。ただ、逆に言うと、デンデケで魅力的だったバンドメンバーのキャラの濃さや仲間集めの醍醐味なんかは本作では割と薄味で、キャラクターが立っているのも1、2人しかいなかったり、メンバーが集まる過程が若干ご都合主義気味ではあります。
ただ、本作は前述の2要素に焦点を絞ることが強みになっていて、他が薄味なのもそこを際立たせるためなのだな!と物凄い納得を生む。そのため、物語の骨子は驚くほど似通っていても、また別の青春音楽モノとして楽しく観ることが出来ました。というか、是非両方観て欲しい。

終始牧歌的で良い心地だった『青春デンデケデケデケ』と比べると、こちらは閉塞的な雰囲気があります。主人公のコナーの家庭は崩壊寸前だし、金銭的事情で荒れた不良校に転校させられるし、バンドを始めてからも理解者は少なかったりします。バンドメンバー達もコナー同様に学校で馴染めなかったりする謂わばはぐれ者。そんな彼らの音楽を使った自己表現で、この閉塞した状況をブッ飛ばそうとする姿勢が何より好ましい。創作というのは破壊から生まれるもので、となると彼らの音楽は現状の破壊から始まるワケです。

しかし、別にバンド結成の流れはそんな大層な大目標なんて無く、ただ学校前にいた大人びた少女ラフィーナに良いところを見せたいっていうくだらない理由なのもなんか良い(笑)コナーくんはいきなりラフィーナに「今度、僕の作るMVに出ない?」と誘いをかけるのですが、その時に彼はバンドすら組んでませんからね!OKの返事もらってから大急ぎでメンバーを集めて、慌てて楽器の練習をして、撮影機材を集めていく。
そんなエラく適当な導入だから、音も酷いもんだし、出来上がったものも既成のモノをパクリまくった素人PV丸出し。それでも一つの作品を作ったという体験は格別で、落ちこぼれの彼らは自信をつけていくのです。そして、その感動はコナー達から見たら天井人なラフィーナにも同様に訪れていたというのもまた勇気が貰えます。
思えばPVのモデルというラフィーナの立ち位置って中々特殊。というか、コナーが最初に行動を共にした少年の役割がマネージャーってのも学生バンドモノとしては異色も異色のポジションでしたね。本来裏方である人をも創作の輪に加えて喜びを分かち合いたかったのかな?こういう輪を広げてエモーショナルな流れに持っていくのだから堪らないのだけれども。

影の立役者としてはコナーのお兄ちゃんがイイです。元々コナーの趣味はお兄ちゃんと一緒にブリティッシュミュージックのMVを観ることもあって、兄貴はロックに一家言あるわけですね。「コピーバンドは駄目だ、拙くても自分の言葉で伝えろ!」とロックと創作の極意を教わり、コナー少年と仲間達がひたむきに頑張っていく内に、音は揃うようになっていくし、MVも凄く凝ったものになっていく。
でも、そんなお兄ちゃんもかつて夢見て破れた者だというのが物哀しい。何が一番悲しいかって、いよいよ両親は離婚して、これからどうなるかわからなくなった時に「俺がジェット気流だった!」って過去の後悔とコナーへの嫉妬をぶち撒けることなんですよ。
これまでずっと頼れてカッコいい兄貴が見せてしまった弱音。長男だったから切り拓いたけど、長男だったから耐えられなかった重み。
ラフィーナもまた、同時期に頼りにしていた年上の彼氏に裏切られ夢破れた者として、「年下の男の子の中でちやほやされて有頂天になっていた」とコナーが一番望んでいなかった言葉を吐いてしまいます。あんなにも一緒になって楽しんでいたのに。少しでもMVをよくするために泳げないにも関わらず海に飛び込んでいたのに。
憧れの2人に裏切られたコナーは意気消沈します。でも、この現状を打破するのもまたロックミュージックなのです。

僕が一番好きなのは途中コナー達が学園祭のリハーサルをする際の映像。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいに!と指示したら、その通りに皆が集まってはしゃぎまわり、紙吹雪が舞う中でコナー達に否定的だった校長でさえ見事なバック転を決める。不仲だった両親も修復され、そして愛しのラフィーナもやってくる。彼女を連れ戻そうとする彼氏にはお兄ちゃんがカッコいい立ち回りの末、叩きのめしてくれます。ただし、これはコナーの願望であり、実際はそんな上手く行くハズはありません。それでも、あの瞬間にコナーの奏でた夢物語の高揚感は素晴らしく、自然と涙が溢れてしまった。

それでも、例え叶わぬ夢だとしても、コナーは本番に全てを込めます。いじめっ子にも家庭内での鬱屈がある自分達と同じはぐれ者としてバンドに引き入れ、例え観客受けが悪くてもラフィーナの姿がなくても彼女に向けたバラードを歌い、クソッタレ高校の元凶である校長には一発ブチかます。音楽による団結・表現・反撃。
BttFのように全て上手くいってめでたし、めでたしではない。人生ままならないことの方がよくある。それでもこの演奏を通して叶った夢もある。ラフィーナは戻ってきましたし、夢破れた兄貴もコナーに自分の分までの夢を託してくれます。憧れの人を取り戻したコナーは旅だつことを決意し、ラフィーナと共にボートに乗り込みます。そして兄貴は自分の書いた曲を2人に持たせて送り出すのです。

小さなボートに乗りながら新天地イギリスを目指す2人。大きな船が前を遮り、大きな荒波を立てるのは彼らのこれからが決して平坦なものではないという現れです。それでも2人は向こう見ずに突き進み、船に手を振る。これから先にどうなるかはわかりませんが、ちゃんと彼らに手を振り返して応援してくれる人がいる限り、どこまでも前へと進めるはずです。

超絶オススメ!!
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