えびちゃん

あの頃ペニー・レインと 特別編集版のえびちゃんのレビュー・感想・評価

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劇場公開版よりも約40分長い特別編集版。
キャラクターひとりひとりを丁寧に描いていた。アニタの彼氏やポレクシアちゃんなど。また劇場版で気にとめるほどではないけど少し唐突に思うシーンも、本作でしっかりつながります。キャメロン・クロウ監督の情熱が注ぎ込まれているのを堪能。ここぞというタイミングでの選曲センスはさすが!
ベッドの下でレコードを引っ張り出すシーンは何度見ても自分の体温が上がるのを感じます。70'sを愛しているので。
ラッセルとペニー・レインが初めて会って握手するシーンでJoni MitchellのRiverが流れるのは2人の関係の結末を示唆していたのかな。今まで全然気がつかなかったけど、出会いのシーンには不釣り合いな選曲だと思った。
テンポがいいのは劇場版。作品を愛しすぎてしまった方はこちらもぜひ。
劇場公開版では全く気づかなかったけどリードボーカルのジェフは自分の顔がプリントされたTシャツ着ている…。
そしてケイト・ハドソンが本当にかわいい…色気があるけど笑顔が子供のように無邪気…。

ずっとS&Gは陰鬱な感じで好きじゃなかったんだけど、この作品でAmericaを聴いて大好きになった。音楽の興味の幅をも広げてくれたこの映画が本当に大好き。
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