エシニキ

グリーンルームのエシニキのレビュー・感想・評価

グリーンルーム(2015年製作の映画)
2.7
打倒!右派ってな名前のバンド(aints right)がアクシデント的に送り込まれたライブハウスがガチナチの巣窟。
そしてバンドは、偶然にもスキンヘッドの過激右翼どもの内輪揉め(思想信条の問題ではないっぽい)に巻き込まれ、ライブハウスに閉じ込められてどうしよう、脱出できるか!?
という映画
暴力シーンがちゃんとエグくショッキングで、映画館のシートの上おもわず体が動いてしまう。ライブハウスの感じもよくでていて、ステッカーやらなんやらのグッズもおおきな共感を。グロシーンの鮮やかさもそうだし、スマートさが巧みですなあ。テンポいいんだけど、「テンポいいなあ」とわざわざおもわないくらいの自然な運び。するっとしてる。
「愚か者が愚かさゆえに痛い目にあう」という映画、「やばいやつに理不尽な目にあう」という映画、どちらもよくあるけど、グリーンルームは、「愚か者の愚かさに理不尽にも付き合わされて、かわいそう」という映画。「愚か者は愚かさゆえに、他者をも巻き込む」あるいは、「武力・暴力は、(パンクロックより)強い」という教訓も得られる。
ということで、カタルシス的なものの質が、「やったー!」ってなブチアゲ↑タイプではなく、「やれやれ、がんばったねえ」っていう感じ。敵を倒すことより、逃げてー!って気持ちでみてました。刺激的なムービーであり、たのしめた。よさ。