一夢

一夢の感想・レビュー

グリーンルーム(2015年製作の映画)
3.4
パンクバンドとネオナチの抗争じみた展開があるという前情報に期待し、OiパンクバンドのTシャツとマーチンを身に纏い鑑賞!序盤は、無人島に連れて行くバンドやら、パンクバンドの演奏シーンやらで、ロックはUK派の自分も、USハードコアが聴きたくなってくるなあ…。としんみり浸ってしまった。

新鋭のパンクバンドである主人公達は、バンに乗って遥々やって来た土地で、ライヴがキャンセルされたことを知り、記者の紹介で別の土地でライヴ出演をすることになる。スキンヘッズが多いということが特徴のライヴハウスにはある秘密があり、ライヴ後のある事件が切っ掛けで、主人公達は最悪に巻き込まれて行くことになる。

少し補足を入れておくと、スキンヘッズは日本では髪型を示すが、欧米諸国では思想や社会的集団を意味する。本来は気の良い兄ちゃん達であったスキンズが、取り上げられる映画では100パーセント悪者になってしまった過程は『This is England』という映画を観るとよく分かる。

主人公達のバンドが一発目に演奏したのはDead KennedysというUSバンドのカバーで、スキンズ(と言うかネオナチ)を徹頭徹尾非難した曲で、ここからキナ臭い話になっていくのかな…と思ったら、そんなことはなかったぜ!!

全体的にあと一歩感と言うか、サスペンスにしてはアッサリし過ぎてないか??という感じがした。不気味感が足りないという気もする。MA-1を着たくなる映画なので、家に帰って羽織ったら、案の定汗をかいたので、みんなも気を付けましょう。