無人島に連れていきたいバンドは⁉︎
ネオナチの巣窟となっているライブハウスでたまたま殺人現場を目撃してしまったことから、命を狙われる羽目になってしまったパンクバンドの理不尽で悲惨なお話。
パンクバンドVSスキンヘッド・ネオナチ集団ってことで、てっきりお互いの過激な思想がきっかけで殺し合いに発展するんだと思ってたけど、そんなのじゃなかった…。
グリーンルーム(楽屋)に籠城しながら、どうやって脱出するのだろうと期待してたけど、意外とあっさりと外に出ちゃって拍子抜け。
なんかイメージしてたのと違うなぁ。
最初こそ粋がっている主人公パットたちバンドのメンバーが次第に事の重大さに気づき、ビビってオロオロする姿は結構リアルでした。
「無人島へ連れていきたいバンドは？」の質問に"ブラックサバス" "ミスフィッツ" なんて答えてたメンバーたちが、いざ命がヤバくなって素の状態になると「やっぱり、"サイモン&ガーファンクル"」って答えるのも面白い。
なんだよカッコつけてただけじゃんか！
人間、生きるか死ぬかとなると正直になるもんですね。
現場に居合わせたブロンド女子のアンバーが、どのバンドメンバーよりも肝が座ってて、一番パンキッシュだった。何よりかわいいし。
ネオナチ供も数の割には無茶なことはせずに、ジワリジワリと追い詰めようとする辺りはいやらしい。
ただ、犬を放つのはやめてほしい。「ドント・ブリーズ」でも同じようなシーンがありましたが、それ以上にヤバい。
だけど、やっぱり犬。ご主人様にすごく忠実。
そこは可愛いです。それだけに犬の末路がかわいそう…。犬に罪はないでしょうに(泣)。
全体的にもっとバイオレンス色が強いのかと思ってたけど、意外と淡々としていた印象です。
結構グロいという評判だったので身構えちゃったけど、そうでもなかったかな。
パットの手首が切られて、ぷら〜んてなってるところがキモかったぐらいか…。
