パンクバンドがネオナチの巣窟に閉じ込められるバイオレンス・スリラー。
そこそこグロいバイオレンス描写があるのにR指定はかかってない様子。
まず主人公たちに全く興味が持てなかった。巻き込まれ型スリラーなら、ここら辺が上手くないと緊張感が出ない。
コイツらがどうなろうが関心ないってなるしな。
敵も味方もだーれも魅力あるキャラがおらんのよな~。
展開はもっさりしてるのに死ぬ時はやたらアッサリ。
これが狙ってやってるならまだブラックで笑えるんだが。
ストーリーも独りよがりで観てる側を置いてけぼりにしてくれます。
序盤はクソつまらんが脱出劇からはそこそこ盛り上がる。
敵側の戦略もコロコロ変わって、ああ、コイツら考えてるよーでアホなんだなと笑えたし。でも真面目に作ってるよねコレ?
最初、刃物メインでワンちゃん投入のバイオレンスはイイ感じだったが、途中からヤケクソじゃーと銃を引っ張り出してくる。
そいやパトリック・スチュワートが出てるが宝の持ち腐れだな。
グロを含むバイオレンス描写もまあまあな悪趣味っぷり。
ただ観る前にイメージしてたのと違い、クソ真面目にスリラーを作ろうとしている。それが逆に平凡に思えた。
もっと底抜けにイカれた映画だと思ってたからねぇ。
個人的には期待外れの凡作。
最後の台詞「どうでもいい」をそのままこの作品に返してあげます。