「要塞警察」や「わらの犬」等をイメージして作られたとの事だが、どちらかと言うと枠（流行り物）にハマった作品の一つに見えてしまった。監督作としては、なぜか人気のない「ホールド・ザ・ダーク」が結構好きだったのだがここで〝ならではの味〟を見出す事が出来なかったのは残念だ。
ネオナチのボスが〝プロフェッサー〟（スタートレックより馴染みがあるのでこっち）というのが個人的には痛かった。（有名作のイメージ定着しちゃってると、どうも怖いと思えない！）敵のメインウェポンが〝狂犬〟という所も、どうだろう。ネオナチとしてのヤバさをもっと見せて欲しかったし、もうちょい高度な心理戦が見たかった！
主演のアントン・イェルチン氏の訃報は全然知らず、、彼の出演作は色々観てる筈なのだが、残念ながら出てたかどうかも曖昧な印象だった。今後は過去出演作にも注目していきたい。
タラちゃんは血が〝ピュッ〟てひと吹きするだけで絶賛するかもしれないので注意が必要だ。
