「グリーンルーム」に投稿された感想・レビュー

エクストリームマン
エクストリームマンの感想・レビュー
2017/04/04
4.2
Let Him Bleed.

ブルーリベンジ、グリーンルームと来れば、次はイエローバスタードかな、とか、気が散りながら観に行ったわけだけど、はじまってみれば、冒頭から最後までスクリーンに釘付けだった。

密室劇が静かにドライブしていって爆発する感じとか、何十年も“その感じ”だったんだろうなと思わせるようなパトリック・スチュワートの佇まいや目つきも素晴らしいし、何よりアントン・イェルツィンの死を改めて惜しまずにはいられない、あの透明な目。ラストカットで、憔悴しながらもギラつく生の気配を放っていた彼が死んでしまったなんて、やっぱり信じられない。

ロードムービーのような雰囲気の冒頭部分で、既にエイント・ライツのバンは畑に突っ込んでガソリンもなく立ち往生していて、この後幾度となく突き当たる壁の最初がここだったのだなと後から思い返す。ガソリン拝借からインタビュー、そして地獄のグリーンルームまでの工程が実に如才なく、手際よく語られて、そこまでムダを省かなくてもというくらいタイトに作られているのに、急ぎすぎている感じもなくて、かくて彼らは運命の部屋に導かれる。

そこからは緩急と静動の間合いだけで作られたような場面の連続で、実時間にすればさっきまで「銃とかこえーし撃ちたくねーし」と言っていたパット(アントン・イェルツィン)が気づけば手にマチェーテ構えてるくらいのスピード感がジェットコースターみたいで楽しい。諸々勘案して「銃を使うな」ってダーシー(パトリック・スチュワート)が指示したのは、劇中の理屈というより、切り開かれた人体と犬の噛み傷を見せつけたかったからなんじゃないかと勘繰ってしまう。それくらい鮮烈に、鋭く画で切りつけてくる。

『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』のガーティ役、アリア・ショウカットがサム役で出ていて、ある意味ガーティと同じ末路というか退場の仕方で、なんかその場面で少し笑ってしまった。
ン
の感想・レビュー
2017/04/04
4.1
脱出ミッションもので最近観たドンブリとどうしても比べちゃうけどこっちの方が好きだったな…そもそもネオナチVSパンクバンドっていう設定だけで超キマるし
敵のクリーチャー感は弱かったけどそのぶんヒリヒリした空気感がグッドだ
前半の「ザ・売れないパンクバンド」のボンクラ描写とか、後半の日常シークエンスの差し込み方がものすごくロマンチックに感じた、青春映画っぽさがある
音楽の知識うすうすマンだから音楽に造詣が深い人と語り合いたい
観てから時間が経つほど大好きになっていく…ポスタービジュアルかっこよすぎる…
けんたそ
けんたその感想・レビュー
2017/04/04
3.3
ネオナチvsパンクバンドの密室サバイバルスリラー。淡々と人が死んでいくのと痛みを伴うゴア描写はいいけど、敵の追い込み方が甘く、いかんせん全体通して沸点が低かったのがちょっと残念。あと『ドント・ブリーズ』同じく、犬映画
FR
FRの感想・レビュー
2017/04/04
3.6
メタルやハードコア・パンクに愛があればこそ、今までの映画やドラマにおける、一部のエッセンスを誇張・記号化した漫画的な描き方にウンザリしてきた人は多いと思う。

グリーン・ルームは冒頭からその不安を消し去る。薄く緑を残した画作りがスタイリッシュで、車に貼られたステッカーにはFugaziの文字。ライブハウスで炸裂する「Nazi Punks Fuck off」は劇中Napalm Deathバージョンまでしっかりと網羅。パンクだけでなくSlayerやObituaryなど、ハードコアのテイストを取り込んだメタルバンドの楽曲も爆音で鳴り止まない。その快感と嬉しさはフラストレーションを貯めてきた分ひとしお。

スキンヘッズとエイント・ライツが繰り広げる血みどろの肉弾戦は一進一退、生々しくて痛々しい。カッター、マチェーテ、犬歯がもたらす苦痛は皮膚が裂け、肉が露わになるという、良い意味で抜群に不快であることに徹底的。金が無い分、どの描写をどの辺まで見せるか、という事に相当苦心したろうなと分かる。イェルチンの甲高い悲鳴が、また想像の痛みを増幅させる。そして、全てを治す魔法のダクトテープが登場。これぞアメリカ。

ハードコア・パンクとメタル、ゴアの細部に至るまでの拘りが生み出す、あるバンドの地獄巡り。俺はこういうのが観たかった‼︎ あと、イモージェン・プーツ可愛過ぎ。
たまざわちほ
たまざわちほの感想・レビュー
2017/04/04
3.5
ライブハウスでとんでもない目に遭うお話。

あれドント・ブリーズ?と思うほど、息が出来ず。
ただここから出たいだけなのに…。

誰ひとり格好良くなくてある種リアルな脱出。

犬が可愛い。忠犬かよ。
ライルゴーチン
ライルゴーチンの感想・レビュー
2017/04/04
4.0
2本続けてのヴァンオレンス映画でしたが、こちらはアントン・イェルチンの遺影に捧げスコア高めです。

日本語字幕でおかしな訳がありましたが、8口径って( ・д・)
そんなんてないし‼
後からアントンくんが敵から頂いた自動拳銃を見て、多分32口径約8㎜の間違いかなと(笑)
あんまし威力が無いんで、今作のように頭を撃たなきゃ辛いでしょうね。
おが玉屋
おが玉屋の感想・レビュー
2017/04/03
3.4

このレビューはネタバレを含みます

こういうの結構好きなんです。あと、犬かいろいろ活躍する映画も好きなんです。
ふしみあい
ふしみあいの感想・レビュー
2017/04/02
5.0
”グリーン”ルームというタイトルで、画面がずっと緑がかっている。撮影がすごく格好いい。

アントン・イェルチンの子犬のような不安げな目がまたこちらをハラハラさせる。あとほんと痛そうだな君。
ライブ会場が実はネオナチ軍団の巣窟で、そこで起きた殺人を出演していた主人公たちのバンドがたまたま目撃してしまったために、グリーンルーム(楽屋)を中心に、統制のとれたネオナチ軍団VSインディーズパンクバンドという構図にはまっていく…。

最初は閉じ込められたと思っていたグリーンルームを後半だんだん戦略的撤退に使うようになるのが面白い。
どちらのグループも割とあたふたしているところがリアル。ネオナチ軍団も統制取れてるとはいえ、結構鈍臭い。見た目はスキンヘッドで超怖いけど。

また何と言っても特殊メイクでがっつり見せてくるゴア描写。ぱっくり、ざっくり、ぐちゃぐちゃ、グロいけれど汚さとかはない。むしろ上品ですらある。緩急というより緩2急8ぐらいの割合で敵も味方も一人また一人と人数を削りあっていく。吹っ切れた主人公の表情やセリフや動きがすごい。アントン・イェルチン…!!

パンクバンドのメンバーもネオナチ軍団も個性豊か。叩きつけるような激しいドラム演奏で腕がガッチガチのドラマー、その腕の筋力を生かして活躍する。
バンドの紅一点の女の子は無理〜〜〜!!とかいう割に結構攻撃力が高い。
ボーカルの子は頑張ってた、頑張ってたよ…

パンクの反骨精神というか、追い詰められてからの反撃に出るところからのテンポ感が凄まじい。本当に一気加勢とばかりにあっという間にワンシチュエーションは終わらせられる。
日本人の私にはパッと観てネオナチがどうとかいうのはわからなかったけど、とりあえずスキンヘッド+MA-1+編み上げブーツのおっさんはヤバイということがわかった。パトリック・スチュワートまじ怖い。天然スキンヘッドはただのスキンヘッドよりも格上ということも学んだ。

なんだかんだすごく面白い映画だった。めちゃくちゃタイトにまとめられてるし、見せたいところは見せるということが徹底されていたように思う。加えて色彩と美術と撮影がカッコ良いので、ゴア描写も多い映画なのに綺麗と感じる瞬間がいっぱいあった。肝心のゴア描写も容赦なくて好きだった。

真面目なモヒカンくんが最後も真面目に家で掃除機をかけてるカットが出てきてそういう細かい部分に愛おしさを感じた。キャラが敵味方含めてみんな良かった。犬もかわいげがあって、ドントブリーズの犬と飼うとしたらどっちと聞かれたら迷わずこっちを選びたいとこだけど、餌が特殊だった…。どっちも無理だ…。
アロー
アローの感想・レビュー
2017/04/02
3.5
パンクバンドvsネオナチ
叡福寺清子
叡福寺清子の感想・レビュー
2017/04/02
3.6
パトリック・スチュワートの声にしびれる.冷酷無比なネオナチリーダー.かっこよすぎだろ.バンドの連中が可哀想になるくらいの貫禄.おっさんかっけーわー.抱いておくれよ.
にしてもオマイラもうちょっと作曲頑張れよ.お世辞にもいい曲とは言えないぞ.あ,それとも変な電波出してるのか.だから最後から二番目の曲(トキシック・エボリューションだっけか,違うか?タイトル)って拘ってたのかしら.
拘りといえば犬.ハウリング(遠吠え)する犬がハウリング苦手ってのは何かのアイロニー.ってかホントに犬ってハウリング音苦手なの?
拘りといえばネオナチも.弾は一発にしろとかよく判らんかったなぁ.そもそもなんで殺した!って所から判らんのだけどね.まぁ圧倒的パワーで押し切れるからいいんだけど.
なお私の無人島バンドは妖精帝國です.