柏エシディシ

キアヌの柏エシディシのレビュー・感想・評価

キアヌ(2016年製作の映画)
3.0
ゲットアウト鑑賞。ジョーダンピールの仕事を確認したくて、WOWOWで録ってたヤツを。

基本プロットは、おとぼけ二人組がひょんな事から畑違いの場所に紛れ込むという、「お熱いのがお好き」から「21ストリート」までお馴染み、コメディの定型ではあるのです、が。

視点がフレッシュなのは主演のキー&ピールが「アフロアメリカンのパブリックイメージにハマれないアフロアメリカン」を持ちネタにしているコメディアンである事。

二人とも、母親が白人で白人社会にもブラックカルチャーにも受け入れられずオタク文化を拠り所に育った。という背景を知った上で鑑賞すると本作のヒネった笑いの魅力と深みが増します。これはこれでゲットアウトと別ベクトルでの根っこは同じ批評精神があるのでは。

まぁ、そんな小難しい事は脇に置いておいてリラックスして観ていても十分笑えますけれど。
ジョージマイケルをギャングのブラザーに教え込むシーンとかw
キーがトリップするシーン、大好きですw
あと、個人的にはベストアクト、アンナファリス。怪演w

そして、あざといというのは十分わかってるんですが、仔猫キアヌの映画ネタパロディ写真のカワユサよ〜
主人公たちはもちろん、ギャングや悪名高い殺し屋達までも魅了するキアヌの愛らしさ。可愛いは正義。メリーに首ったけならぬ、キアヌに首ったけ。
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