この作品、全くヒットしなかったらしい。興行成績も超低かったらしい。全然主演でもないキアヌ・リーブスを、多く活躍するように無茶な内容変更を制作会社がしたとか。で、内容はオカルトっぽいらしい。…そんな前振り、逆に興味持ってしまうんだから人間ってのは不思議な生き物である。といっても期待度ゼロ。これが良いように作用して楽しめた。映画はキアヌ・リーブスが同僚刑事殺しを捜査するパートと、アナ・デ・アルマスが不思議な現象や奇跡？に合うオカルトパートがほとんど交差することもなく進んでいく。キアヌパートは正直なくても内容は分かる。会社の苦悩がこう出たのか。それでも、最後まで見ると「そんなに悪い映画でもなかったな」と感じた。ジャンル的にすごく好きな部類なので楽しんでいた。あの真相は考えさせられるし悲しいね。変なテコ入れをされた不運な作品だ。
