ヨーロッパ横断特急の作品情報・感想・評価・動画配信

「ヨーロッパ横断特急」に投稿された感想・評価

断片的だけど、漸進的に横滑りしていく快楽につながっている。
Ken

Kenの感想・評価

4.0
分かりやすい!面白い!
何より特急の名の如く速い!
映画の内容を知らなくて観たら何事が起こってるのかサッパリ理解出来ないだろう作品だと思う。
アランロブグリエの他作を観てからだと、構図や地形を生かした撮影なども抑え目で分かりやすく作った印象。
だが、その分かりやすさと分かり難さが同居した様な、またストーリーの淡々とした流れも面白さを半減してると感じる。
特にこの手法はこの時代においてもの凄い事をやってるしアイデアが素晴らしいので、リバイバルなどで描かれたらなー、と終始想いながら観てた。
オカダ

オカダの感想・評価

4.3
ロブグリエに多少触れたことはあるんすけど監督作は初鑑賞 このカットめちゃ力いれますた!みたいなシーン、マジでカッコよくて痺れてしまった
クリストファー・ノーランの新作が相変わらず難解であると巷でよく聞きますが、この作品も負けず劣らず難解です。プロットはもちろん難解ですが、作品の形もおかしい。ある作家が電車の中でサスペンスノベルの構想を練っていきながら、実際にそのノベルの映像が劇中に映され、2つの物語が同時進行していくという内容です。ですがノベルと進行していく映像の辻褄が合わない。しかし著者は細かいことはいいからとズンズンと話を進めていってしまう。
この世の中にも当然辻褄が合わないことがたくさんありますね。怪奇現象的な意味ではなく、普段の生活でも納得いかないことはあると思います。そういったことに対するアイロニーや諦めを表しているのでしょうか?
この作品が作成された時代は東側諸国を中心に様々な国で修正主義が横行していましたが、そういったことへの批判も含まれているのかもしれません。こういった映画は少し古びている印象があるのですが、今の時代にも鋭い批判を繰り出す際には効果的ですので、形を変えて作品を残していってもらいたいです。

このレビューはネタバレを含みます

面白っ!正直最後のシーンまではかなり退屈だなぁと思っていた。というのもメタフィクションで映画内の監督が止めては撮り直したりする、という前評判だけ聞いていてもっとテンポ良く巻き戻ったり進んだりするのかな、と勝手に想像していたので。
(まぁロブグリエ作品なのでテンポの良さを期待する方がおかしいのかもしれないけれど…)
しかし最後の監督達が駅で劇中劇のシーンが印刷された新聞を読んでプロットを考え始めるシーンが挿入される事で今までのシーンの意味合いが全て変わる。こういうタイプのプロットツイストは初めて見たのでビビった…。
<概説>

列車客室での映画関係者による新作の打ち合わせ。彼等は麻薬密輸人をテーマに、あれやこれやと物語を思い巡らせる。一方同時刻、彼等と同じ列車にひとりの不審な男が乗り合わせて…

ヨーロピアン・アヴァンギャルドの最重要作品とまで言われたメタフィクションサスペンス。

<感想>

『去年マリエンバードで』
『不滅の女』

前二作でやたら挑発的な作品を放ってきたロブ=グリエ監督ですが、本作はなんとまあシンプルな物語。

所々に"らしい"不自然なショットが挟まれたりもしましたが、かなり大衆娯楽的な印象を受けましたね。

しかしそれがつまらないかと言えばそんなこともなく。むしろ『ユージュアル・サスペクツ』だのの後続作品の源流とも言えるような、洒脱の効いた作品に感じられました。

ラストの笑顔なんてなんともシニカル。メタフィクションの階層が二階層のみと勝手に想定していたのに、最後の最後で我々第三階層まで巻き込んできます。

観客を作品に取り込むようなアプローチは彼の作品では珍しくありませんけれど、思わず「やられた!」というような気分です。

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ところで"縛られた女"というモチーフは美的観念において一般的なのでしょうか。東大全共闘でも三島由紀夫御大が似たようなことを言っておられたような記憶がございます。
ym

ymの感想・評価

3.5
2020/09/05
あい

あいの感想・評価

3.0
内容は難しかったけど、やっぱり絵と音楽、効果の使い方がかっこよかった!
ディティールでクスッてなる遊び心。
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