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嘘をつく男のTOTのレビュー・感想・評価

嘘をつく男(1968年製作の映画)
3.6
‪アラン・ロブ=グリエ『嘘をつく男』戦火のスロバキアの村に現れた、英雄の親友を名乗る男。
映像と言葉をコラージュして繋がらぬ回想。
話せども逃げた真実が(やはり嘘かも)、冒頭と結末で観る側に違う景色を用意する。
飄々と立ち回るジャン=ルイ・トランティニャンがどこまでもイカしてる。
監督作品初めて観て、もっと難解かと思ってたけど軽快で面白かった‬。
フェティッシュな映像も楽しい。
アトリエのような部屋で、空の額縁を前に美女三人が絵画のように動き回るシーンが面白かった。
書斎にかかる縦長キャンバスの少女絵2枚に挟まれる構図もかっこよかったな。
満足。
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