Nagi

対角線交響楽/Symphonie diagonaleのNagiのレビュー・感想・評価

5.0
ダダからシュルレアリスムへの移行期におけるアブストラクトムービー。
2006年のスウェーデンの現代音楽家の音楽が乗ったバージョンを見ました。
機械的な音と所々に見受けられるハーモニーと、幾何学的な文様の運動の一体化であり、まさに音の可視化と言える作品。
観ているうちに、時間感覚を忘れ、無意識の領域で作用する不思議な感覚を感じる。

昨年東京で開かれた音のアーキテクチャ展で、Corneliusの楽曲に乗せて様々な映像アーティストが映像を組み立てて音を空間に形容する取り組みを見ましたが、おそらくこのような実験的なアートの影響は現代にも大きく作用していると思います。
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