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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつのsatchanのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

軽快な流れで面白かった!マギーも、ジョーゼットも、ジョンも、みんな魅力溢れる人物で、彼らが交わす言葉に魅了されて、あっという間に見終えてしまいました。子役も良かった。ティーンのお姉ちゃん、元気な弟、リリー、みんなかわいい。イーサン・ホークは浮気して、離婚して、最悪なんだけど、やっぱり格好良い。文化人類学の学者生活に行き詰まって離婚し、小説家に転向するけど、今度は小説に没頭すること自体が苦になってしまうジョンの役。人間、何をやってもどん底に陥ったり、壁にぶち当たったりすることはあるよね、と思います。現実逃避したいことだって、たくさんある。ラストで、元妻のジョーゼットが、ジョンの小説をこき下ろし、燃やしてしまうところが笑えました。学術論文として書き直すことを勧めるセリフ、賢い元妻、健在!といった風情が良かった。元妻ジョーゼットはジュリアン・ムーアなんだけど、役柄によって色々な表情を見せてくれて、本当素敵です。純粋でお節介焼きのマギーをなだめる、タッピングのシーンも面白かった。何を始めるかと思いきや、顔や体をあちこちタッピングして(トントン叩いて)、なりたい自分になろうと言い聞かせる、私もやってみよう!と思いました。マリリン・モンローの旦那さんだったことがあるアーサー・ミラーの娘さん、そしてダニエル・デイ=ルイスの奥さん、レベッカ・ミラー監督の作品でした。
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