紅孔雀

人魚姫の紅孔雀のレビュー・感想・評価

人魚姫(2016年製作の映画)
2.9
これ、アジア映画歴代興行収入1位ってのはホントですかねぇ。
確かに、悪役ルオランの美貌とタコ兄の異様さは一見の価値がありますが、それ以外は周星馳監督の美意識、ユーモアセンスに着いていけません。
前作『西遊記』で見せた猪八戒登場シーンのような“不気味さ”が無かったのも残念。こうした箇所にこそこの監督の才能が発揮できるのに、変に環境問題なんか取り上げちゃったので切れ味が鈍った感がありました。
PS : 監督の名前、どこかで見たことあるなと思ったら、日本ノワール小説の代表作家・馳星周氏の逆読みでした。というか、この監督が好き過ぎて、馳氏が自分のペンネームにしたんですね。氏はもともと本名の坂東齢人名義でエッジの効いた評論を「本の雑誌」などに執筆。それが、小説を書くので、好きな監督の名前を借りたということらしいです。やはりそれだけ惚れられるってことは、才能のある監督なんでしょうねぇ。共感できないのが哀しいデス。