ポーランドのホラーテイスト「ゆれる人魚」もありましたが、こちらは、《人間になりたいとは思っていない》人魚のコメディです。・・若干シェイプオブ・・。
出てくる女性が強いんですよねー。その辺ストーリー展開にも関係していますが、お国柄でしょうか。最後の方「おいおい!」です。
それにしても中国の製作能力は確実に向上していますね。
お笑い部分だけでなく全体にテンポが良くなりました。
以前は間延びというか独特な編集。
編集だけの問題ではなく、そもそも撮影時からのイメージも技術も必要。チャンイーモウを想定して撮影すると単にズームもゆーっくりになる。演技もね、一度リアクションしてからセリフとかだと昔ながらの中国作品。そのあたり役者の感覚も今時!
人魚だけにCG合成も出てきていますが、割とアナログなワイヤーにこだわっているかな。
しかし中国ってワイヤーの国ですね。
京劇の影響なんだかわかりませんが、格闘もアクションも割とすぐワイヤー。
あの福山雅治主演ジョン・ウー監督の「マンハント」でもそうでした。
日本の「どろろ」もアクション監督中国から呼んだのでそうです。妻夫木くんもメイキングでは「最初は慣れなくて」みたいに言っていました。
あっ、この前の「空海」もでした。
でもなんかね、ワイヤーだと、それ有り得ない動きだからチョイ嘘っぽく見えてしまうんですよね!そこが残念!
しかし今作は割り切って観られる映画だけに、ワイヤーアクションも「おー行け行けー!!」でした。
個人的にはタコの兄貴がもう最高!!
みなさんこれはリラーックスして是非是非ご覧ください!