このレビューはネタバレを含みます
良かった(^^)!
チャーリー浜以来の邦題に魅かれてw
舞台は、20世紀初頭のフランス。
落ち目の道化師フティットと、黒人芸人のショコラが、世界初の白人と黒人の芸人コンビを組みサーカスで活躍するお話し(^^)
こんな人達が、100年以上前に実在したとは全然知りませんでした💦
今以上に、人種差別が大きい時代。
黒人を見る目は冷たく、白人よりも下に見られている。
そんな中、芸人としては先輩のフティットが絶対に世間にウケると確信して、黒人のショコラを相棒に選んだら、これがサーカスで大ウケ♬
役割的には、ツッコミのフティットとボケのショコラ。
道化師として、コミカルな掛け合いで人気者となり一躍有名に。
順風満帆に行っていた2人だが、ショコラは次第に芸風に不満を持つようになっていく。
ネタとはいえ、人前で叩かれ、尻を蹴り上げられ、バカにされる役割。
いわゆる、〝笑わせてる〟ではなく、
〝笑われてる〟という事に嫌気がさしていく。
宣伝のポスターの自分の顔が、猿の顔に描かれてる悔しさはとても響きました
(>人<;)
そこで、耐える事が出来なかったショコラはプロとしては失格だったと思います。
でもそれ以上に、人としてのプライドが許さなかったんでしょう。
挙げ句、ギャンブルで借金するなどショコラ自身にも問題があるようで、そこまで感情移入できなかったかも💦
でも、ある意味芸人らしく、人間らしいダメさ加減があっていいのかもしれません(^^)
相方のフティットは道化師としてプロ意識が高く、常にストイックに取り組む姿勢でショコラと真逆の性格。
もっと、2人のコンビ愛が描かれたら良かったかなぁと思いました。
とても良かったんだけど、あと一つグッとくるところや、ジーンとくるところがあればよかったかなぁと思いました(^^)
PS.
リアクション芸は、時代も国も超えて笑いの共通言語なんだなと再確認しましたww