原作未読。公開時は時間が無く観損ねてたのを、最近やっとDVDレンタルで。
松山ケンイチが凄い太ってて驚き!東出昌大の羽生善治も細部まで凄く似せてて、特に「手」。駒を指すときや、グラスが微かに震えてるトコとか。
本当に羽生VS村山の戦いはもっとピリピリした緊張感なのだろうが、しかし映画として観ている身でありながらそれが伝わる見事な演技ですね。
ノンフィクションが原作なので、そんな劇的なことは起きないし、将棋という一見地味な戦いを描いていますが、恐らく自らの死期を悟ったであろう主人が命を削って挑む姿は素晴らしい。
3月のライオンの二階堂晴信のモデルだという事だが、病気という事や将棋以外に自らの存在感を示せないという刹那的な狂気とギリギリの所など、これは確かにマンガのキャラにしたくなる存在だと思う。
脇を固めるリリーさん、筒井道隆、安田顕、染谷翔太など熱演!でもやっぱりなんと言っても竹下景子のお母さん見て「そっか、この方クイズに答える人じゃなくて女優さんだったんだ!」と思い直したのだった。