うめ

君がくれたグッドライフのうめのレビュー・感想・評価

君がくれたグッドライフ(2014年製作の映画)
3.7
昨日は夜も自由な時間があったので、TSUTAYAで借りてあったこの作品を観ました。
時間も短めだし、軽く心暖まって眠ろうとおもったのに…逆にいろいろ考えてしまいました。

ハンネスとキキの夫婦は、仲間と毎年行く自転車旅行を楽しみにしていた。
今年の目的地を決めるハンネスが選んだのはベルギー。
何でベルギー?疑問に思う仲間たち。
そこには、重大で悲しい理由があった…

今の自分でいられるうちにというハンネスの思いもわからないではない。
最高の仲間、思い出と共にと…
自分も同じ立場だったら同じ選択をするかもしれません。

しかし、家族や他の仲間達の思いを考えた時。
母、弟、仲間…みんなハンネスが大事だから行かせたくない。
けど、彼を尊重するから一緒に旅をする。
一緒にいたいけど、行きたくない。
揺れるそれぞれの心。

そこに加わる課題ゲーム。
隣の人が出した課題を旅の間に達成するというゲームなんですが…
課題を見れるのは、出された本人のみ。
これで、一人一人の普段は見せていない傷が見え始める。
乗り越える事で救いになるのか?新たな傷になるのか?

そして、途中で旅に加わる女性がいるのですが。
彼女の存在が意外と効いてる。
部外者だからこそ、言える事やできる事がある。

あぁ…考えがまとまるまで、まだ時間がかかりそうです。
仲間の大切さがしみると共に、私の心に一石を投じた作品。
軽い気持ちで見るべきではなかったな。
うめ

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