この何気ない日常が、大切な人を失うことによって同じ場所に行っても二度と同じではなくなってしてしまう。そう思うと笑い合うシーンでも何故か泣けてきてしまって、結局最初から最後まで泣き通しだった。
人を1…
このレビューはネタバレを含みます
性的役割や発言が、私には受け入れがたいところもあった。
それでも、大切な人が腕の中で、安らかだけれども自分の前から消えていくということが、体験したことがなくても、温度と圧力を伴って伝わってきた。
…
最初から最後まで泣いてたけど、振り返ればそれぞれの深いところまでは描かず言葉も少ない。
それがリアルで良かったのかも知れない。
安楽死をする、と突然言われても何も正しく考えられない。
ただ時間が過…
病気などで本人の意志による尊厳死としての安楽死を認めている国では、こんなシチュエーションも実際にあるのだろうなあ。
主人公は30代半ばで若く、不治の病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症していて…
ドイツのとある町。学生時代から、かれこれ14年間一緒に毎年自転車旅行に行くアラフォー仲間たち。今年はひとりの希望でベルギーに行くことになったが、彼は実は不治の難病ALSに冒されており……
★原題は…
尊厳死=重たい映画、という概念を打ち破ってくれた一本。
海を飛ぶ夢や、某イーストウッド映画の尊厳死をテーマとする作品がなぜあれほど悲しく重たいのかが、良く分かった。
悲しいのは“死”そのものではな…
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