『オペラ座の怪人』繋がりでもう一本🎭
今年の初めにケン・ヒル版『オペラ座の怪人』の来日公演を観劇したので映画版も鑑賞🎬
世界最古のミュージカル版『オペラ座の怪人』で原作に一番近いということなので、映画版もより古めのやつを!(ちょうど1001本作品だし)
1925年アメリカ製作、ロン・チェイニー主演のモノクロ、サイレント映画🎬
フランス作家ガストン・ルルーが1909年に出版した同名ゴシック小説の映画化で最も有名なもの。
こんなに古いし最古の映画化かな!?と思ったら、これより前の1916年ドイツ版が最初みたいね🤔
フランスの小説なのに他国で映画化するのも面白いな。
そもそもオペラ座を舞台にしているのに無声という、今観ると不思議な映画。
音がない時代なんだから当たり前なんだけど、サイレントの時代から音楽やステージを題材にした作品を作ろうという発想が凄いなぁと思ってしまった🤔
映像の古さや技術的なものはもちろんあるけど、見せ場の引きつけ方や演出が結構凝ってて、割と感動✨
緩急の付け方が上手いというか👏
ジョセフ・ブケーが殺されるシーンやロン・チェイニー演じる怪人が仮面を外すシーンはなかなかの圧巻!
なんか異形の顔というか、骸骨みたいで想像以上にショッキングだった🤯💀
これ昔の人はかなりビビっただろうな〜🥶
マスカレードでドクロの仮面で出てくるのは、マスク脱いでもドクロじゃんって思うとちょっと面白いし💀
衣装とか演出が2005年のALWミュージカル映画と演出似てる!と思ったらどうやら、この映画をオマージュしているらしい🌹
地下に通じる通路を馬で移動したり、地下水の通った水辺のシーンなど今作もしっかり作り込まれてて、この時代にこれを撮った凄いなぁと普通に感動😌
そしてやっぱり『オペラ座の怪人』ってホラーなんだなぁと👻
これは今回初めて観たけど、前に何作かミュージカルじゃない『オペラ座の怪人』も軒並みホラー映画だった👻👻👻
今作では怪人を捕まえるべく秘密警察官とラウルがオペラ座の地下を探索したり、捉えられて拷問部屋で生死を掛けた盛り上がりがあったりと趣向も面白く、ケン・ヒル版にも通ずる内容で合わせて観てよかった😋
怪人が縄使いの名手で捕まらない様に腕を常に上に上げてる動きがヘンテコだった😇
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ここからは余談☕️
今年の初め、東急シアターオーブで上演されたケン・ヒル版『オペラ座の怪人』来日公演を観劇して来ました🌹
『オペラ座の怪人』にはなんと3パターンのミュージカル版が存在します🎭
① 世界的にも最も有名なアンドリュー・ロイド・ウェバー版(1つ前にレビューしたやつ🌹)
②日本でも大人気な『ファントム』と題したモーリー・イェストン版(私はこれが1番好き🌹)
③そして最も古くに作られた元祖ミュージカル版であるケン・ヒル版
今回は③を初鑑賞✨✨
基本の怪人とクリスティーヌの2人を中心にした物語という大筋的なものは一緒ながら、各バージョン曲も違えばストーリーも演出も結構違う!
ケン・ヒル版は既存のアリアに新しく歌詞を当てこんだスタイルなので、ガッツリオペラでした🎶
選曲も有名なだけでなく、この物語の舞台となってる時代に作られたオペラの曲だとか🎼
今回は2大スターが来日⭐️⭐️
主演の怪人役は『JCSアリーナツアー』でジーザス役を演じてたベン・フォスター❣️
終始仮面被ってたから、フェロモンはあんまり浴びれなかったけど、やっぱりいいお声❣️
そして劇中劇としてファウスト役を務める劇団員の役をポール・ポッツ✨
ブリテンズ・ゴッド・タレントで有名なあのポール・ポッツの生歌が聴けるとは〜♬
ミュージカル作品へのフルの出演も今回が初とのことで、日本でそれをやってくれるなんてなんと光栄なことか✨
オペラのことはとんと分からないけど、クリスティーヌ役の方も美しい歌声で聴き心地が良く、豪華さを感じるキャスティングでございました✨
セットも豪華で、屋上の彫像とか迫力あって、一つ一つがしっかり作り込まれていた印象✨
ビッグネーム2人が出るということだし、もう一つのバージョンのオペラ座が観れたことは大変貴重な機会だったんです…が、これは噂に違わぬ珍作🤣
オペラ座の怪人ってラブロマンスでもホラーでもなく、コメディだったのか🤪というのが1番の感想www
怪人は実はどこぞの国では奇術師として有名だったみたいな設定があって、オペラ座の地下に迷路のような仕掛けを施していたり、そこに入って行った登場人物たちが探索活動する場面もあり、アドベンチャー要素もある楽しいオペラ座🤣
しかもちょっと古臭い笑いの取り方というか😂
最古のコメディ・ミュージカルの笑いの部分はアプデされてないのだろうか😇w
新しい世界に誘われた貴重な体験だったが、これは1回で充分な珍作でした😌