恐らく日本で一番ゾンビに取り憑かれた映画監督こと友松直之がクラウンドファンディングも使い完成させたゾンビ映画。
友松作品と言ったら『レイプゾンビ』を筆頭にエロとゾンビを過剰に混ぜ合わせるZ級な作風が有名ですが、本作も例に漏れずエロとゾンビなんですが、これまでの作品とはまたテイストの違うボーイミーツガール物になっていました。
しかも徐々にゾンビになっていく女子高生と童貞男子のボーイミーツガール物と、友松監督自身を投影させた映画監督が新作映画を作るというメタ視点を孕んだ二重構造になっていて「友松監督こんなトリッキーなの作れるんだ!」とビックリ。
ボーイミーツガール物としても非常に優れていて、見ていてこっ恥ずかしいほどのセリフの応酬は逆に甘酸っぱさを感じてしまいところどころぐっと来てしまいました。
スプラッター描写も手を抜かずにキッチリやり通すし、エロもしっかりやるサービス精神は流石だし、ヒロインの小司あんのキュートっぷりも素晴らしい。