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スイス・アーミー・マンのkochabのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.0
今回は映画「スイス・アーミー・マン」ジャパン・プレミア試写会に行ってきました。選んで頂いたFlimarks!さんには感謝感謝です。
今回応募した時、ダニエル・ラドクリフ氏が出ている、と聞いたので応募したのですが、上映開始前までに予告編動画を見たり、はたまた試写会会場で頂いた(正規版、と言おうか、本当に販売用の)パンフレットなどを全く見ていません。変な予備知識が入るよりいいかな、と思ったのですが見終わった後...、

ヤベぇ、感想なんて書こう?( ̄□ ̄;)ギョッ

そもそも映画宣伝用ポスターのカット、あれ、良く見るとここにラドクリフが...。Σ( ̄□ ̄;)

そもそも映画のジャンルってなんだろ?おならメインで考えるとおバカムービー的なところもあれば、死体が動く、と言うならホラーだけど、ゾンビではないから飛び上がるほど怖い、と言う事はないし。自分探し、みたいなにもとれるし。はたまた漂流もの、ともとる事ができるし。
でも試写会後のトークショーを聞いていてい一つ。「ドラえもん」という単語を聞いて私も「あ、なるほど。」と腑に落ちた感じ。そう、動きは確かにぎこちない死体だけど、この映画、ツーマンセル、バディものなんだ!(≧∇≦)b

まさにポール・ダノ、ダニエル・ラドクリフの二人芝居がずっと長く続くのですが、こういうある意味演技勝負、みたなガチな展開は大好きです。もう二人以外いらないw。お腹いっぱいまで見ていたい。(T^T)。

ただ、ダニエル・ラドクリフ氏の病気については私はこの日に初めて知りました。それでもそんな事には全く見えない、というかそこもやっぱり織り込み済みなのかな?と。でもこうしてある意味役者としての落ちぶれた感が今この役とあっているのかもしれません。「すべてを抛(なげう)ってこそ浮かぶ背も荒れ」的な感じもしますね。この人も目力あるな~、と改めて感じました。

生者代表ポール・ダノもラストはああやってある意味追い詰められていくのか~、と言うところを上手く引き出していましたね。後半になればなるほど若く見えていくし。

時に「不思議な映画」を観てみたい、そんな欲求に応える映画かと思います。
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