ゆっけ

スイス・アーミー・マンのゆっけのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.5
試写にて。

「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフくんが、”万能機能を備えた”死体役(メニー)を演じて、ポール・ダノが遭難した青年を演じた、奇想天外な青春・サバイバル・アドベンチャーということだけでもうお腹いっぱいで、その設定の発想とキャスティングが素晴らしすぎるのですが、その他この映画の魅力があるので少しご紹介しますね。

①とにかくぶっ飛んでいて笑えるし、ワクワクする!

無人島のサバイバル要素があるので、どうやって生き残っていくかは見ものです。公式HPでも死体のメニーくんの十得ナイフ=便利機能が少し紹介されています。

とにかく『キャスト・アウェイ』が好きな人は必見ですね。メニーくんこそ、ウィルソンのような存在なのです。そして切ないんです。

②ファンタジーであって、友情物語であり、生きることをテーマにしたドラマであること

ドラえもんとのび太くんのような関係でしょうか。なんでも叶えてくれるメニーくん。

イマジナリーフレンド(空想の友人)なのでしょうか?

ラストにいくほど、”現実”なのか?”空想”なのか?わかりづらくなるのですが、ラストの展開好きでした。思わず叫び上がりたいほど、清々しい結末だと思います。(ネタバレ厳禁で)

③独特の映像美と躍動感溢れる音楽

なんとも言えないほどエモい!映像がとっても綺麗なんです。それもそのはず、この監督数々のPVを手がけた方。スパイク・ジョーンズやミシェル・ゴンドリーと同じくMVディレクターを経て映画監督デビューを果たした方なんです。

『エターナル・サンシャイン』や『her 世界でひとつの彼女』『ムーンライト』の映像が好きな人ははまると思います。

オナラではじまりオナラで終わる。

突拍子のない映画と思いきや、深い感動と噛めば噛むほど、その魅力を実感できる不思議な映画です。だんだんと味が出てくるので、ぜひ観たあとは感想を話しあいたくなります。