オパイダーマン

スイス・アーミー・マンのオパイダーマンのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
5.0
全てのシーン、全てのカットを、一枚一枚ポストカードにしてほしい。

部屋の壁一面に飾っておきたいほど、愛おしくてすばらしい瞬間の数々に、僕はメニー(ダニエル・ラドクリフ)と同じく瞬きをせずに見守った。

物語の序盤から、孤独で、摩訶不思議で、ハンク(ポール・ダノ)のように発狂したくなる奇想天外な展開に、頬を緩ませながらも涙が頬をつたうという、自分のカラダの無意識な反応に驚いた。

僕たちが生きる日々の暮らしは、たくさんの“常識”という名の鎖につながれ、がんじがらめになっていることが多い。

ハンクのように、自分の“欠点”から目を背けながらも、もがき苦しむ気持ちは、痛いほどわかる。

なぜなら僕も、“ビビり”だから。

生きるということは、たくさんの悲しみや苦しみと向き合わなければいけないのだろうか。

いいや、それは違う。とメニーが首を振って(振れないけど)教えてくれる。

生きるということは、たくさんの幸せに包まれていることを知り、それを追求するということだ。

幸せを心の奥底から味わうために、ハンクとメニーのように、体内で腐敗して溜まった様々な“常識”を、思いっきり放屁カマして、笑おう。

さあ是非、女子のみなさんも、ご一緒に。

せーのッ!!!

p.s.

えっ!?マスかいた分だけ寿命が縮むの!?

僕...ヤバいかもしれない...

なんていう男子のくだらない下トークが大好きな僕は、この映画を観た今、たくさん笑ってたくさん泣いて、とても幸せな気持ちだ。

この映画は、幸せになる《魔法》だ。

自分史上最高と声高らかに言わせていただきマス!!!