ぴろぴろ

スイス・アーミー・マンのぴろぴろのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
3.5
オナラ出過ぎでしょう。 センスが良いのか悪いのか、悪趣味なんだけど笑ってしまった。 青春サバイバルアドベンチャーと言うよりファンタジー寄りのハートフルヒューマンドラマ。 意外に哲学的な映画でもあった。
「ウィルソン」がトム・ハンクスの心の支えだった様に、ポール・ダノをダニエル・ラドクリフが支えるというか、それ以上に死体だけどバディ、一方通行では無い友情が生まれる。
死体が、ハリーポッターだった事が幸いしてか「あり得るかも」ストンと受け入れられた気もするし、ラドクリフは、これでやっとハリーポッターから巣立てるかもと思ったりもする。
ってホントはあり得ないんだけど、あそこまで徹底していると、むしろ潔くて清々しい。 しかも、少し泣けてくる。 ポール・ダノの女子力の高さが凄い。
これ、シュールな迷作で名作かも。
ぴろぴろ

ぴろぴろ