色んな意味でシュールだw
見つけた死体のオナラ噴射で遭難した孤島から脱出、迷い込んだ森で喋る死体を万能ツールにしてサバイバル。
何しろこの死体ったら水筒にも、斧にも、果てはライフル替わりにもなる万能っぷり。
まさにスイス・アーミー・ナイフの人間、つうか死体版。
言葉にすると野暮だけど、作品世界全てがポール・ダノの演じるハンクの比喩的心象世界なのは、容易に想像できる。
ならばあとはダニエル・ラドクリフが怪演する死体のメニー含め、作中で起こる奇怪な出来事に笑い、それが何を意味するかの読み解きの興味が全てだ。
ハンクは非日常の中で自分と向き合う必要があり、そのために現れたのがメニー。
タッチを含めて、本作が一番似てるのは「かいじゅうたちのいるところ」かも知れない。
しかし、オナラをこんなに象徴的に使った映画は初めて観たw
いったいこのケッタイなアイディアを、どこから発想したんだろう。
