きき

スイス・アーミー・マンのききのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.0
コメディかとおもったら、自意識つよめな黒歴史をえぐられる暗黒青春映画でした。
ちょっとはずかしい妄想だけでつくりあげた閉じた世界をいちばんみられたくないひとたちに晒されてしまうのはつらい。あまりにもつらい。
ダニエル・ラドクリフの腐り感とポール・ダノの薄汚れ感がぎりぎり愛せるくらいの仕上がりなのもよかったです。
しかし廃材であんなふうになんでもかんでもつくれるのすごい。スクラップアーティストみたいな感じで、黒歴史をのりこえて大成してほしいと思いました。
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