2017年、46本目の劇場鑑賞。
無人島で遭難した男に『ルビー・スパークス』のポール・ダノ、島に流されてきた死体役に『ハリー・ポッター』のダニエル・ラドグリフ。
孤独な男と死体の友情??ストーリー。
結構期待して観たんですが、全然面白くなかった。。。
まず下ネタがかなり多い。すんごい下品。
劇中ずっと死体がオナラ(死体から出る腐敗ガス)をブリブリしてて不快だった。
これで笑えるってどーゆー事?
主人公の幻覚なんだろうけど、死体がまぁよく喋る。
喋るのは構わないけど主人公の幻覚とリアルの境目がわかりにくくて、もっと喋る量減らしてメリハリつけた方が良かったと思う。
この遭難自体すべてが主人公の妄想なんじゃないかとすら思ってしまった。
良かった点はタイトルのごとく十徳ナイフのように死体に便利機能がついてること。
死後硬直した手を使って木を割ったり、体に溜めた雨水をシャワーにしたり凄い便利な死体だと思った.笑
監督コンビ“ダニエルズ”の映像センスもよく光ってた。MV畑出身でこれが映画監督デビューらしい。今後に期待。
ポール・ダノは相変わらず演技うまいしダニエル・ラドグリフも身体張ってたけど、ストーリーが微妙すぎ。
そもそも意志がない死体との友情を描かれても感動できない。だって相手死体だし。
97分しかないけどすごく長く感じた。観る人を選ぶ映画。