skm818

スイス・アーミー・マンのskm818のレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
3.8
無人島に漂着して自殺しようとしていた男が同じく漂着していた男の死体とともに島を脱出、故郷を目指すという話。いやそんなガスが出るような死体臭ってしょうがないのでは(そもそもそんなところに転がっていたら自殺を図る前に目に入るはず)とか、そんな交通量のある道路の近くにヒグマいるか?とか、ツッコミどころはあるが、そもそも死体に助けられる時点で荒唐無稽なのだから、何をか言わんや。
なんでそうなってるのかよくわからないところもあったが、いい話だと思う。メニーは孤独なハンクの見た幻覚だったのか?と思うんだが、最後の場面がなあ笑。
メニーのセリフやオナラでジェット噴射など全体的にお下品で、笑かす。
ハンクがメニーを道具として使いながらも(女装にしてもバスにしても最初はメニーから情報を引き出すためのものだった)次第に友情を抱いていくところがよい。死体はともかく人間でなくてもいてくれたら心強いことって確かにあるかもしれんよなあ。それで頑張って生き延びられるのなら、それはその人にとって誰がなんと言おうと大切なことなのだ。
それにしても、あんな色々作れるなんて、どんだけ森にゴミ捨ててあんねん…
skm818

skm818