スイス・アーミー・マンのDiamanteのネタバレレビュー・内容・結末

完結に纏めると文字通り万能ゾンビとの友情話だが、とにかく発想が下らなくて、頻繁な下ネタと、ラドクリフが度々ただの人形になっているチープ感など演出面もふざけ通していた。
そして死体に対して愛や友情を深めていくのだが、これが中々深く、ふざけているのに簡単に観れる映画ではなく、割と死をテーマとして重点を置いているところが良かった。何よりラストがまた秀逸で、終始夢か現実か迷わせていき、結局やはり妄想サイコ的なオチかと思い、少し悲観的な面を見せかけた次の瞬間あのジェット噴射は最高だった。
不思議な感情を抱かせる何とも言えない良作だった。