コウノゴイチ

スイス・アーミー・マンのコウノゴイチのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
3.5
「笑えた前半だが、、。」

タイトルは十得ナイフから来ている。ハリーポッターのダニエル・ラドクリフが死体役をやるコトで話題になった作品。無人島に1人漂流した主人公がたまたま居合わせた死体と奇妙な友情を育む。予告を見る限り、終始下ネタ全開の笑えるおバカ映画かと思ったら、終盤でガラリと雰囲気が変わる様に面食らった。

前半、というか尺で言う1時間ぐらいまではくだらない下ネタ連発で笑えたのは良し。シティーハンターの冴羽獠並にもっこり勃起するからね。ラドクリフまあ良くこの役引き受けたわ。

しかし、終盤からどうにもキナ臭いシリアスの匂いがしてくる。そもそもこの映画を見た多くの人が1番最初に思うこと、「メニーって何者なの?」って疑問に不確定な思わせぶり演出をどんどんバラ撒いて行くラスト10分は最初ちょっと付いて行けなかったよ。

まあでも振り返れば、確定な答えは無いが多分そうだろうってな描き方はしてたんだなって感じるし、色々と考察のしがいがあるし、何よりちょっと感動したってのもあるし、コレはコレで良かったんだろうと思い始めている。下手すれば出落ちで終わりそうなネタだし、こういう広がりを見せたのはアリだな。

—————ここからネタバレ—————





















メニーはハンクの妄想なんだろうって描写があちこちにあるので多分そうなんじゃないかなあ、と思ってるが、それにしてはラストでメニーがガチで屁で海渡るオープニングの被せとかしてるし、一概に妄想では片付けられないのもある。まあ見た人それぞれの解釈に任す余地もちょっと残しとこう、みたいなコトなんだろう。

無人島が全然無人島じゃないのは笑った。警官達が対岸までいとも簡単に来てるし。