KenzOasis

スイス・アーミー・マンのKenzOasisのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.0
「どうしてウソをついたんだ」

ハンクが無人島で首を吊ろうとしていた時、男の死体が流れ着いた。死体はやたらとガスを吹く。ジェットスキーの要領で海を渡れるくらいに。気がつくとまた違う浜辺にたどり着けていた。なんとなく見捨てることができずにハンクは死体を担いで生存を図るのだが、死体にはまだまだ便利な機能があることがわかる。しかもどうやら喋るようで、死体はメニーと名乗った。

めちゃくちゃよかったー!ポール・ダノもダニエル・ラドクリフも素晴らしかった。途中でいろんな機能に気づくシーンは本気で爆笑しました。
「キャスト アウェイ」で言うところのウィルソンですよね、メニーは。

音楽だってずっとアカペラだったから、ハンクの頭の中で流れてて、メニーとの会話も自分自身との会話なんだろうな。
その分、最後は強烈に寂しくなる。

ぶっ飛んでて、めちゃくちゃ笑うけど、2人のこと好きになってしまったら最後の寂しさはなかなかのもの。

面白かったです。良い映画でした。
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