おーもり

スイス・アーミー・マンのおーもりのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
3.4
不思議な死体との奇妙な旅。
生を終えた死体のメニー君から、
君にとって愛ってなんなの?
故郷に帰ってどうするの?
何のために生きるの?
と、なぜなぜを繰り返して自問してく。

それにあわせ発揮されるメニーくんの超便利道具能力。
そしてハンクのおそるべきD.I.Y.魂。
一体俺は何を見せられいるんだ???と思う半分、生きる理由を考えさせられる不思議体験。

今までの人生。他人の目を気にしてただ波風立てずに生きてきた。
嫌われたくないから気になるあの子に対して行動もできず。
文明社会に帰ってくると同時に、今までのハンクは一旦死んで生まれ変わった彼の姿に勇気づけられる。
うんうん人生の教訓学べましたわぁ!って思ってるとついに彼女の家にまで辿り着いた!
あ、まってやばいやばい、はたから見たらマジただの頭のおかしくなった変態ストーカーやった。
メニー君とのあれだけ美しかった自問自答のおままごとも、もんのすげぇ怪しいヤバイ産物に見られてしまってあぁ何と黒歴史を暴かれるような恥ずかしさ。。
でもそんなこんな何故かラストは謎の爽快感につつまれるという。マジでナンダコレハ。映画イチ爽やかさを感じるオナラ。

もしパッケージもってたら、ロブスターとハイライズの置いてある棚にそっとしまうけど、ちょっと手に取りやすい位置に置いておこうと思う作品。
ハンク つよく いきてね。