屍が起こす現象を利用して生活しているという作品の発想斬新だなー。
生きる希望もなく、命までも全てを捨てようとしたハンクが、ただあの死体にすがるような思いで一緒に遊びたかった、ただ自分に当てはめることで理想の世界を自分に見せてあげたかった(体験させてあげたかった)、ということ。
幻想と現実の境目がはっきりとは明示されてなくて、何なら最初と最後の海ですら存在しなかったんじゃないかとすら思わせられるほどわからない。
完全に解釈し切るのが難しいけど、でもこの映画はそれでいいのかもしれない。
ツッコミどころだらけだけど、映像が刺激的でとにかく洗練されている。死体役でずっと演技し続けるラドクリフもあっぱれ。
点数をつけるというような評価が難しいから、何となくテキトーに3.5。