ちゅん

スイス・アーミー・マンのちゅんのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
3.8
浜に打ち上げられた死体を使って無人島から故郷を目指すお話。

死んでいるはずなのにオナラしたり水を出したりしゃべりだしたりとかむちゃくちゃだったけど、作品全体の流れとして死体を通じて自分の人生と向き合っていくみたいな感じで良かったんじゃないかなと思います。

ダニエル・ラドクリフ演じる死体が万能すぎて笑ってしまったけど、話してることが的を射ていることが多くて、社会で生きていると知らず知らずの内に凝り固まった考え方をさせられているんだなあということに気づかされました。

個人的に終わり方がとにかく秀逸だなあと感じた。かなり皮肉がきいてて、どんでん返しってわけじゃないけどちょっとだけ裏切られた笑
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