PSYFIくん

パワーレンジャーのPSYFIくんのネタバレレビュー・内容・結末

パワーレンジャー(2017年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

パワーレンジャーの映画を観に行ったはずなんだけど、スクリーンに映し出されていたのはパワーレンジャー風青春ジュブナイルSFだったでござる。ニンニン。
陽キャラアトモスフィアが滲み出てて無理だった。ただしビリーのキャラはとても良い。
「スタンド・バイ・ミー」とか流しちゃうほどあからさまにジュブナイルを撮りたい監督と特撮オタクの需要が完全に食い違ってるよね。ちゃんとした変身も名乗りも合体シークエンスも消化不良が過ぎる。ゾードに乗ってるときずっとマスクオフだし。ゴーゴーパワーレンジャーかかった時は許しかけたけど一瞬で終わって流石にひっくり返った。アルファ5はともかくゾードンとリタのキャラ立たなさ加減が留まることを知らない。リタとかもうあれエンチャントレスのパチモンでしょ。リタの最後の言葉にしてもグリーンレンジャーの匂わせ具合にしてもこんなんで続編作る気満々なのがウケる。アイアンマンやらスパイダーマンやらバンブルビーやら他スタジオのヒーローをネタにしておいてワーナーのキャラクターを出さないのはコラボレーションの可能性の示唆なんだろうけど(実際JLAに映像的メリハリをつけるためにも巨大要員は必要かもしれないが)、このパワーレンジャーは別にいいよ。
ジェイソンの部屋にニンジャスティールのポスターが貼ってあったのは唯一パワーレンジャーの連綿性を実感できて良かった。あとクリスピークリームの件はちょっと笑った、ちょっとね。
これを褒めてるシネフィルは特撮もパワーレンジャーも好きじゃないんだろうか。ヒーローものと捉えずジュブナイル映画としてなら高評価なのかな?知らんけど。